ODA専門商社 株式会社シリウス

Interview社員インタビュー

インタビュー者の画像

松永 祐一郎

営業管理部 チームリーダー

2000年入社

大学で専攻したフランス語を生かせる仕事をしたいという思いからシリウスに入社。経験豊富なチームリーダーとして数多くの案件を完工に導く。

業務内容

機材を「届ける」だけでなく、「使える」ようにする仕事

シリウスにおける仕事の大きな流れとしては、まず営業部が入札で案件を受注し、その案件を営業管理部が完工まで担当するという流れになっています。私は営業管理部のチームリーダーとして、各メンバーが担当する案件の状況を確認しながら、案件を完工に導くのが主な役割です。また、私自身が案件を担当することもあります。

営業管理部の仕事を一言で表すと、「受注した機材を無事に、メーカー・サプライヤー様から対象国のユーザーに届ける」ということになります。具体的には、日本をはじめとする出荷国側での船積の手配と、そのために機材を搬入・梱包する倉庫、輸送方法の選定、輸出通関および対象国側の輸入通関の手続き。またシリウスが携わる無償援助の対象機材は、輸入税がかからないようにするための免税手続きも必要になります。

また、機材を届けたらそれで終わりというわけではなく、現場への設置作業、そして現地の方が実際に使えるように技術指導を行うことも含まれます。以上のような各工程において、それぞれの関係者と連絡・調整を行いながらプロジェクトを進めていくのが私たち営業管理部の仕事となります。

仕事で感じた醍醐味

マイナス30度の冬を乗り越えて

これまでに関わった案件で思い出すのは、2019年に竣工した日本モンゴル教育病院の建設プロジェクトです。過去にシリウスが携わった案件の中でも最大規模のプロジェクトで、納入した機材も200品目以上を数えました。

大変なこともありました。完工するまで1年以上にわたって主担当を務めたのですが、スケジュールに遅延が生じて、機材の現地への納入が冬にずれ込んでしまいました。モンゴルの冬は厳しく、11月から3月頃にかけてはマイナス30度になる日もあります。ちょうどその時期に現地に入ることになり、体調管理を含めて大変な日々が続きました。だからこそプロジェクトが完工したときの達成感は大きかったですし、病院自体も素晴らしい医療施設が完成したので喜びも大きかったですね。

私たちの仕事では、受注した案件を最後までつつがなく完了させるという実績を積み重ねることが、関係先との信頼につながっていきます。その結果、メーカー・サプライヤー様から「シリウスがいろいろな案件できちんと仕事をしてくれるから、我々としても協力したい」というお言葉をいただくこともあります。そういった関係を育んでいけるような案件の履行を心がけながら、営業管理部の一員として仕事に臨んでいます。

シリウスの魅力

「その現場でしか学べない」という経験を積める

シリウスでは、他の企業では得られないような、世の中に対する視点に触れることができます。世の中の大多数の企業では絶対に訪れないような国とやり取りし、実際にその国を訪問して、現地の人々と関わりながら一緒に仕事をする。「その現場でしか学べない」という経験を数多く積めるのが、シリウスという会社の魅力だと思います。

また、シリウスは社内・社外を問わず、人のつながりを大切にする会社です。それゆえメンバーにも個性的な人物が多いと感じます。「好奇心」が強く、案件を最後まで履行するための「忍耐力」、そしていろいろな「価値観」を受け入れることができる方であれば、シリウスという環境で力を発揮していただけるのではないかと思います。

これからシリウスに応募してくださる方は、いろいろな思いを抱いて応募してくださることと思います。その思いがどのような形であっても、シリウスは人生においてプラスになる経験を積める会社だと思います。関心を持っていただけた方には、ぜひ積極的に応募していただきたいと思います。