大西 ルイ 栄作 シャルル
営業部 チームリーダー
2019年入社
フランスで生まれ育ち、大学院修了後に母親の母国である日本での就職を希望。フランス語と英語を活かし、異文化の架け橋となるような社会貢献度の高い仕事をしたいという思いから、シリウスに入社。
営業部としての最大の目的は、ODA案件の入札において案件を獲得することです。そのための具体的な業務としては、まずその案件でオファーする「機材・製品」について、提供元であるメーカー・サプライヤー様との打ち合わせや交渉を行います。他にも、機材を現地に運ぶための輸送費など、各種コストの積算なども行います。
業務上必要なスキルとして、あったほうがよいと感じるのは、英語をはじめとした語学力です。実際の業務のうち3分の1ほどは英語を使用しています。ただ、それ以外の特別なスキルや資格などは入社時には必要ありません。未経験でも、入社してから実務の中で少しずつスキルを身に付けていただければ大丈夫です。
私たちの仕事では、商社という性格上、「つなぐ」ということが大切なミッションになると考えています。お客様はもちろん、協力してくださるメーカー・サプライヤー様やコンサルタントの方たちを「つなぐ」立場として、関係者全員に満足していただけるような仕事を目指しています。そのために、いつどのような場面でも中途半端な対応ではなく「全力で取り組む」ということを心がけています。
これまでに担当した案件で思い出深いものとして、一つは、アフリカでの病院開設プロジェクトです。新しく建設される三つの病院に関して、私たちが機材一式を納入しました。現地に2か月ほど滞在したのですが、日本の製品がどれほど必要とされていて、どれほど高い評価を受けているのか、また、我々の仕事がどのように現地の方の生活を支援しているのか、ということを肌で感じることができました。特に医療分野の案件でしたので「命に関わる仕事をしている」と強く実感した案件でした。
もう一つは、大型車両を納入する案件の入札です。入札への参加を検討する時点ではあまり勝ち目のない案件だというのが当社としての認識でした。当時、私は入社3年目で、その案件に興味があったので自分にやらせてほしいと手を挙げたところ、上司から「自由にやってみたら」という言葉をいただきました。その言葉の通りに、自分で自由にアイデアを出しながら応札内容をまとめ、最終的には受注に至ることができました。それまでの努力が報われた気持ちになり、大きな達成感がありました。
シリウスは非常に「若い」会社です。20代、30代が従業員の大半を占めていることもあって、風通しの良い文化が根付いています。入社したばかりの人でも先輩にいつでも相談や質問ができる「話しやすく聞きやすい環境」があります。
また、先ほどの過去の案件でも触れましたが、ある程度経験を積んだ後は、個人の裁量で自由に仕事を任せていただけるところが魅力だと感じています。自分の頭で物事を考え、戦略を立てながら仕事を進めていきたい方にとっては、とても楽しい環境だと思います。
私が生まれ育ったフランスは、移民が多く、学校では様々なバックグラウンドの友達と共に日々を過ごしました。そんな経験もあってか、私自身としては支援先である途上国の方々はもちろん、社内のメンバー、そして取引先や関係者の皆さんも「仲間」であるという思いがあります。将来に向けた自身のキャリアビジョンとして、この仲間みんなで「豊か」になれるように、まず私自身が誰からも頼られる存在になりたいと考えています。
シリウスは未経験者でも仕事の面白さを感じながら成長できる会社です。ぜひその楽しさを一緒に感じながら、途上国側も日本側も、みんなで成長していく過程を仕事の中で味わっていただけたら嬉しいです。