武石 希
営業部
2022年入社
前職で海外勤務を経験。開発途上国支援などの国際協力に関わる仕事がしたいという思いから、シリウスに入社。
営業部でODA案件の入札を担当しています。案件の受注を目指して、様々な戦略を立案することが重要な業務の一つです。我々は商社であり、対象国に供与する機材を製造しているわけではありません。このため、機材を製造するメーカー・サプライヤー様をはじめとした皆さんのサポート無くしてプロジェクトを形にすることはできません。様々な観点から、関係各社にとって最適な形となるよう戦略を考えます。
具体的な実務としては、まず機材の選定があります。支援対象国が求めている機材の仕様に適した製品を探し、メーカー・サプライヤー様から見積書を取得します。他には、輸送費などのコストの計算や、ODA案件に特有の提出書類の作成などがあります。提出書類が揃わないと入札自体に参加できません。日本国内だけでなく、世界各国のメーカー・サプライヤー様や関係各社に協力いただいて、応札に向け書類を揃えます。
私自身、ODA関連の業務は未経験で入社したのですが、シリウスでは分からないことがあれば何でも聞くことができますし、経験豊富な先輩方のおかげでゼロから仕事の進め方を身に付けられる職場環境だと感じています。
海外とやり取りする際には、日本における「当たり前」が通用しないときもあります。入札の締切前までに揃えなければいけない書類をお願いしている状況で、なかなかレスポンスが返ってこないこともあります。そんなときは、なぜその書類が必要なのかという理由や状況を説明して、相手に理解してもらえるように努めています。あとは忍耐ですね(笑)。
そういった苦労もありますが、私たちが調達した機材が現地に納入されるのを目にするときは大きな喜びを感じます。私が立ち会えたのは、大学で使用する実験機材を調達した案件でした。自分たちが選定と輸送に携わった機材が大学の先生の手に渡ったのを目にして、ODAに関わっているんだという実感が湧きました。
仕事を進めていくときに私が大切にしていることは、「柔軟性」と、「相手の立場に立って考える」ことです。様々な商材を扱いながら、国籍を問わず様々な文化を持つ人々と関わる仕事をする中で、この二つの姿勢を重視するようになりました。
シリウスでの仕事では、様々な関係者と共に、プロジェクトを最善で最適な方向に調整しながら進めていく「コーディネーター」としての役割が求められていると思います。少数精鋭で幅広い業務に関わることになるわけですが、経験があるかどうかに関係なく、自分がやりたいと手を挙げれば挑戦させてくれる環境があります。
また、窮屈なしがらみもなく、意志と実行力があれば成長できる環境があります。先ほども申し上げたように、仕事を進めていく中では思い通りにならない場面が必ず訪れます。だからこそ、チャレンジ精神があり、他の人を巻き込んで物事を進めていける推進力のある人には、シリウスという会社は向いているのではないかと思います。
将来のビジョンはまだ模索中ですが、5年後も10年後も世界と関わる仕事をしていたいと思います。「コーディネーター」としての仕事のみならず、そこからさらに、自分が先頭に立った「指揮者」として動けるような人物になれればと考えています。そのためにも、まずは自分自身が楽しく仕事をすることが一番だと思っています。これからチャレンジしたいと思っている方、私たちと一緒に楽しく挑戦しましょう!